モデュロン Naef/ネフ社
1985年にネフ社が商品化したトイ・オブジェ。
立方体の分割には、黄金率が採用されており、バウハウスを感じさせる色彩と相まってとても美しい佇まいです。
心を落ち着かせたいときに、そっと集中して。
おや?
これはなんですか?
そんな声が聞こえてきそうです。
ひとことでで言うなら、とても贅沢な大人の積み木です。
私、個人的にこのモデュロンを触った時、
かなり興奮してしまいました。
理由はひとつのピースのボリューム感。
10cm角を16分割したピースは、かなり大きいものもあります。
そのボリューム感あふれる、思い切った分割には黄金率が採用されています。
黄金率・・・
線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、
a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされ・・・・といった具合でして、
つまり、物の形や大きさ、あるいはレイアウトをキレイに見せる「割合」のことです。
例えば何か絵を書こうとしたとき、紙のサイズやその紙にどんな風に書くのか、、、というのが「適当に」「いい感じに」ではなく、
「計算式」でひとつひとつの位置を出すのです。
数字が苦手な私は、ちょっと敬遠する時もありますが、
デザインの中ではとても大事なものなのです。
あなたの名刺も、黄金率で作ったら何か変わるかも、、、
(名刺に頼らないで、しっかり仕事しましょう)
その黄金率とやらを、、、
黄金率のモデュロンを使って、「快適な住まい」を作りました。
今回はSINA社の「ジーナファーム」にお手伝い頂きました。
こんな商品紹介をしていたら、Naef社に怒られそうですが、
見てください、いわゆるデザイナーズ住宅になりました。
さすが黄金率。
ちなみに、テーマは「馬で通勤する主人の自宅」です。
あ!
あひるもいます。
このモデュロン、bauhausの積み木と並び、
建築関係の方やデザイナーに人気の積み木です。
デザインやアイデアを練るのってとても大変なんですね。
そんなときに気持ちを入れ替え、整理する時のツールとしてもとても役立ちます。
モデュロンに触れたとき、ちょっと興奮すると思いますよ。
私は今でもゾクッとしたのを覚えています。
